Solid

タン・マーキングや差し毛の無い1色の犬がソリッドと呼ばれています。
ダックスフンドでは、ブラックやチョコレート1色の犬達をソリッドと呼ぶと思われがちですが、
クリアーレッド・ゴールド・(ピュア)クリームもソリッドカラーです。
最近では、ブルーやイザベラ1色の犬も作出されるようになりました。
従来からダックスフンドのカラーであるレッド、ゴールド、クリームのソリッドは、レッドからの発生です。

現在のブラック、チョコレート系のソリッドは、レッド系のソリッドカラーの発生とは全く別の遺伝子
パターン・パイボールドからの発生と考えられています。

ブルー、イザベラのソリッドは、パイボールドから発生した優性のソリッドカラーと、劣勢のブルー因子
(ダイリュージョン因子)との複合から作出されています。

アイザック(ソリッドブラック) アイザック(生後2ヶ月頃)


簡単な説明をしますと、ソリッドの因子は、ダップルやブリンドルと同じく優性因子になりますので、
片親がソリッドカラーであれば50%の確率でソリッドの仔犬が生まれる可能性があります。
例えばソリッドブラックの父親Xブラック&タンの母親から、ソリッドブラックの仔犬を作出する事ができます。
両親にチョコのキャリーがあれば、ソリッドチョコレートも同時に生まれる可能性があります。

ブルーやイザベラのソリッドを作出する場合はブルーの因子が劣勢の為、上記の交配の場合には、
この両親が共にブルーキャリーである事が原則となります。

日本の血統書発行団体であるJKCでは、FCIのスタンダードから、チョコレートとイザベラの単色登録は
従来のカラーとして登録されますが、ブラックとブルーの単色登録はFCI未公認のカラーとしての★印
2008年4月からはX印を付けての登録としています。
ちなみに、ブルー&タンやブルー&タン・ダップルは、公認カラーとしての登録になります(不思議ですね)
(アメリカの血統書発行団体AKCでは、ブラック、ブルー共、公認カラーとして登録されています)

どの色のソリッドカラーにも、ソリッドという表記はされません。
例ソリッドチョコレート→チョコレート
ピュアクリームは、血統書にはクリームとのみ表記されます。

ソリッドブラック
黒1色のカラーです。
ブラック・チョコ・ブルー・イザベラのソリッドは、パイボールド因子の作用の為、
白斑が出る場合があります。
ソリッドブルー
淡いシルバーグレーから、屋根瓦のようなスレートグレーまで発色します。
ソリッドチョコレート
淡いミルクチョコレートのような色から、黒に近いくらいのビターチョコレートまで発色します。
ソリッドイザベラ
淡いサンドベージュから、カーキ、濃いグリーンまで発色します。
ピュアクリーム
アイヴォリーから、カスタードクリームのような色まで発色します。
ゴールド
クリームより黄色みが強く発色します。
クリアーレッド
ゴールドの黄色みに対し、こちらは赤みが強く発色しますので、オレンジ系の色(柴犬の
赤やシェルティーのセーブル)と考えていただければ良いと思います。